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ニューヨーク旅物語 1日目 -旅立ち-

出発まで

2018年7月7日 土曜日、アメリカへ向けて出発の日。

出発までは毎日、空模様が気にかかっていました・・・

天気予報を見るとこんな感じで、あまり見たこともない謎のマークまで登場。

予定どおりアメリカへ行けるのか、そして、彦星と織姫は会えるのだろうか(笑)
心配していました。

 

出発前日 7月6日の夜は、実家のある京都で、近所の桂川氾濫か!?という情報が出ていたり、
西日本の多くの知っている地域で、豪雨に対する避難勧告が出ていました。

深夜に母親にメールをしたり、ニュース速報を確認したり、実は日本を離れるには、気がかり心残りな状況でした。

翌朝、実家は無事だったものの、各地の惨状を目の当たりにして、大変心が痛みました。

昔一度、ばあちゃんちが豪雨の被害で水に浸かってしまったことがあるんだけど、
もう、家財が泥だらけになるし、おうちの柱も床も全部悪くなるし。
田畑もダメになるし・・・・。何より、人の命が危険にさらされる。

 

この度の災害に会われた方へ心よりお見舞い申し上げます。
 



豪雨の被害状況が明るくなってきた中、
成田空港から出発したのでした。

 

今回、アメリカへ10日間の旅では、3回の演奏を予定しています。

ニューヨークマンハッタンを拠点にしているKohei&TiAと共に、ニューヨークとヒューストンでパフォーマンスをします。
(いきさつはこちらのブログ記事をご覧ください)

しかも、ほぼ全行程・全移動、危険な一人旅!
日本を歩いてても、ぼけてて危険な私が・・・必ず何かやらかす私が・・・アメリカで無事生きていけるのかしら!?

いよいよ旅へ出発

行き過ぎた気合いとともに、鼻息も荒く家を出発しました。

すると、なんと。
近所でLenzyと偶然出会ってびっくり!


 Lenzyは
、以前、TiAライブのバンドメンバーでご一緒した、かっちょいいベーシスト。
なんだか・・・・・幸先が良い気がする!

ハッピーマスコットLenzy(笑)!
「TiAにHAPPY BIRTHDAYって伝えといて」
そうメッセージを受け取り、Lenzyとバイバイして、いよいよ本当に一人旅が始まりました。

今回、この旅行のために、90Lのスーツケースを新調したのが、とっても良かった!
階段を使えない不便さはあるけれど、「荷物がひとつにまとめられて、まだもっと入れられる」っていう心の余裕。
それがーー一番大事ーー♪

NARITA AIRPORTから出国

空港へはかなり余裕を持って到着。

混み合う成田空港での待ち時間中も、TiAとずっとメッセージのやりとり。
セットリストの相談、機材の手配、スケジュール確認・・・と、今から久しぶりに会いに行けるのだけど、もはや話している内容はどこにいても変わらない(笑)
地球は狭くなったのだ。

 

滞りなく出国手続きを終え搭乗。

飛行機も、新幹線もできるだけ窓側の席を取ります。

だって、上からしか見られない景色、絶対見た方が得でしょう!(笑)
自力ではどんなに頑張っても見ることのできない景色だし。

上から見たら気づくこともたくさんある。

昔はすべての電子機器切ってください、って言われたけど、
最近はフライトモードにしてスマホで撮影したりできるのですごく嬉しい。


いつもどおり、窓の外を凝視しながら、離陸の時を待ちました。
そして・・・図らずも離陸のときに見えた夕刻の風景に、涙が出た。最高すぎた。美しすぎた。
(↓facebook投稿より)

 

機中にて

自然の織りなす素晴らしいショーに感涙したあとは、早速映画鑑賞を。


先日、映画館に見に行った「グレイテスト・ショーマン」を見ました。

今度は英語に耳を傾けながら。(出発までにいっさい英語の訓練ができなかったあせりを解消すべく・・・もう遅い)

 

やっぱりすごいエネルギーのある映画だなー。すばらしい音楽だなー。
あぁ・・・今回のNY滞在中、ぜひブロードウェイでやってほしかったなぁ。
切実に思いました。

前回の2016年NY旅行でブロードウェイミュージカルを見て感激して依頼、私の中で音楽や歌、踊りなどのエンターテインメントが持っているエネルギー、パワーの上限はぐぐぐーーーっと引き上がった。

人を突き動かすことができる、人に何かを与えることができる、人を救うことができるかもしれない。その力がこんなにもあるんだと実感した。人間を通して、人間に差し出せるものの大きさにびっくりした。

↓このリハーサル動画が大好きで、何度も見ています。
なんだったらライブ感という意味では、映画よりもこの動画好きかも(笑)

機内食は迷わずカレーをチョイス。


ANAの機内食すごい!

ちゃんと金物製のカトラリーだし、カレー、サラダ、巻き寿司、チーズクラッカー、ポテサラ、パン、小菓子、さらに、最後にハーゲンダッツのバニラアイスまで出てきたよ!

味もとってもおいしいし😀
カレーもスパイス効いてて本格的。

気にかかっていた茅乃舎の野菜スープも飲んでみたけど、美味しかった!
そして、このないだ行って来た宮城の地酒「一の蔵」も発見。

うん、いいね、全日空!

日本のきめ細やかなサービスとおもてなしの心、はやり素敵だな、と思いました。

14時間のフライトともなると、ちょっと憂鬱にはなるけれど、今回はかなり機内で健やかに過ごせました。

心構えしていると、随分違うよね、何事も。

 

あとは、長距離移動の機中の過ごし方に慣れてきたのかもしれない。
洋服は、意外とパンツよりロングスカートの方が心地良いのです。
スカートだと、中でどんなおっさんの形に足組んでても、周りの人にはわからないし(笑)

あと、必須は足元が冷えるから厚めのハイソックス。
そして温度調整できるようにストール。
(↑実際、このアメリカ旅行の最中、極寒の乗り物の中で、ものすごーーーーく役に立った!)
さらに必須アイテム、首を固定するピロー&乾燥を防ぐマスク。
あとは気分転換のための歯ブラシ。

これくらいかなぁ。
あとは、あまり衝撃的な作品を見ないこと。目が覚めちゃうから。
私は比較的、航路マップをぼーーーーーーっと眺めている時間が多いです(笑)
あとは極限まで睡眠不足になっておいて、ひたすら飛行機で寝る!
(今回のフライト中は驚くほど寝なかったけど)

それでも14時間はなかなかの長さ。
日付変更線を超えて、今出発してきた時間に戻って行って、見えてきたマンハッタンの街。
無事、ニューヨークに到着しました。

街や国って、上から見るとよく特徴がわかる。
海の色、土の色、緑の色、山の高さ、建物の高さ、道の作り方、田んぼや畑の区画。

しげしげと観察します。

他の国のどことも違う!
四角い細長いビルが中央付近に集中して建っている島の様子が見える。

マンハッタン付近と比べたら、JFK空港の近くも街並みは全然違うし、もっと言えばアメリカの広大な国土のほとんどは、人も住んでいないような、もっとこれ以外の風景なんだろうな。


さて、いよいよ見知らぬ土地での、一人移動開始です。

何が起こるやら!