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9時ごろ起床。
昨日の『思わず寝てしまった不慮の時間』を取り戻すべく、朝から活動するぞー!
ということで、宿から徒歩5分くらいのところにある、ブライアントパークをお散歩。
日曜の朝を公園でエンジョイしている人々。
結構な人が集まってるよ。
なんかフライパンとコンロを持って来て、一人で本格的に料理してる人、卓球やってる学生っぽい集団、本読んでる人、ひたすらぼーーーーっとしてる人。
いろいろや。
ここで朝ごはん食べようかなー、と一瞬思ったけれど、行ってみたいサンドイッチ屋さんがあったので、北へ歩いて向かってみることにした。
マンハッタンは、道がとってもわかりやすい。
京都生まれの私には馴染みのある、縦縦横横の一通だらけ。
だいたいワンブロック、東西が250m、南北が80mで計算しておけば、距離がつかめます。意外にワンブロックが大きいんだよね。
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途中通ったタイムズスクエアでは、でっかい銃みたいなの(いや、銃だよ、間違いなく)を持った警官がたくさん待機してて。
まぢ、平和な国から来るとびびるぜ。
ただ、そのポリスメンは、銃を斜めに構えたまま、比較的リラックスムードで談笑してました。
そう、日常生活と武器や暴力や死や軍事が、ぴょいっと隣合わせにある感じ。
こないだ韓国でも同じ感覚味わった。
何かあったら国を守ることができるのか。
武力が最適なのか。
何が諍いを生み出すのか。
正義はあるのか。
ふと、観光客から道を聞かれた。
これはナイスな出来事であります。
なぜなら、おのぼりさん感が消せてる!ってことなのでは!笑
(はっ!?もしくは、同じ観光客なら知ってるだろう、と思って話かけられたのか!?)
日本にいると、よく英語で話しかけられたり、異国の人と間違えられがちですが、こういう街に来ると馴染みが良いのでしょうか(笑)
ま、なんでもいいや。
さて、今日は日曜日なのでチャーチへ。
モーニングサービスでゴスペルを聞かせてもらおうと思っていたのです。
前回NY訪問時は、Harlemの小さな教会を訪れ、そこで聞いた、魂と繋がっている歌に衝撃を受けました。
今回は、地域や規模の違う教会の様子を知りたくて、マンハッタンの中心部にある大きな教会に行ってみることにしました。
どこの教会でも、観光客を受け入れて歓迎してくれます。
下調べをして、宿から距離も近く、移動の利便性が良かったのもあって、「Times Square Church」 にお邪魔することにしました。
10時にモーニングサービスが始まる前に、腹ごしらえ。
楽しみにしてたの。モーニング@ニューヨーク(笑)
だがしかし!
事前に行ってみたいお店を下調べしていたのにも関わらず、これが、朝からどこも満員!
サンドイッチ屋さんも、ベーグル屋さんも、ダイナーも、スタバでさえ!
ことごとく混んでいて、座る席がない!
実は、宿泊しているホテルにも簡易モーニングが付いていたんだけど、食堂は宿泊客で満席のため、ご飯が食べられなかったんだ。
ニューヨーカー、日曜の朝から、外食するんだなー。
もうすぐチャーチのモーニングサービスが始まっちゃう。
ふと目に飛び込んだのがマクドナルド。
お店が広いので、席もぽつぽつ空いてる。
んー・・・・、ま、いっか!アメリカらしいではないか。
こちとら昨日から何も食べてない、飲んでないのです、腹が減っておる!
「ホットコーヒーSサイズ」と、「パンケーキ&ソーセージ」という、日本では見たことのないメニューを注文。
店内で食事する人も、持ち帰りの人も、みんな同じように袋に入れて渡される。
でっかいメープルシロップと、でっかいミルクが付いてきました。
うんうん!美味しい😀
まさか、NYに来て一食目がマクドナルドになるとは(笑)
NYのファストフードで注文したら、名前を聞かれる。
マクドナルドでも、スタバでも、ピザ屋でも、そこかしこで。
出来上がったら「〇〇さーん!」て呼ばれる。
結構、斬新だった。番号でないのだね。名前で呼ばれるという些細な違いだけど、ちょっと親しみが強まる。
さて、チャーチへゴー。
(以下、私の不勉強で誤った情報や、失礼がございましたら、コメント欄でご指摘いただけましたら幸いです。m(_ _)m )
Times Square Church の前には、もうたくさんの人が集まっていて、みなにこにこ挨拶をしている。
「観光客ですが、良いですか?」
「どうぞどうぞ、ウェルカム」
と快く中に招き入れてくれました。
入ると、そこはエントランスホールで、高い天井に美しい装飾や絵画。
日本だってそうだけど、素朴でシンプルな小さなお寺もあれば、豪華な歴史溢れる飾りに彩られた寺もある。
Times Square Church は広くて大きくてとても立派。
ひとつひとつの柱や、内装を見て回りたいくらい、美しい内装です。
エントランスホールを抜け、礼拝の行われる場所に入ると・・・
そこは、まるで劇場のような空間。
大きなステージがあり、座席は3階席まであるようです。
入口付近で座席に案内してくれる係の人に呼ばれるのを、並んで待ちます。
「一人です」
「では、あそこの席で」
1階の中央あたりの席に通してもらった。
観光客なのにこのような場所に座れせてもらい、恐縮です・・・。
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右隣には、とっても素敵なドレスのアフリカ系アメリカンの女性。
左隣りは、ドイツあたりから来てそうな観光客のおじさま。
どんどん人が増えて、ほとんどの席が埋まりました。
前回行った、ハーレムの小さなチャーチとは全く雰囲気が違います。
しばらくしたら、ステージの上には100人以上のクワイア、
ドラム、パーカッション、金管3本、キーボード2台、オルガン、ベースのバンドが登場。
SUNDAY MORNING SERVICEが始まりました。
みんな立ち上がって、前方にある大きなモニターに映し出される歌詞を見ながら、一緒に歌います。
たくさん歌います。
大声で歌っている人、小さな声で歌っている人、両手を広げて神様へ祈っている人、それぞれの時間。
教会によって、色々進行が違うようだけど、ここでは、初めに6曲くらい続けて歌っていました。
全部で12~13曲くらいは歌ったのではないかしら。もっとかも!
途中で牧師さんの熱い説法を聞いて、聖書を皆で読んで、そしてまた後半に歌います。
信者さんたちは、どの曲もみんなちゃんと知ってる。
讃美歌もあったし、たぶんポップスソングみたいなのも歌ってたように思います。
(Church Choir のウェブサイト)
びっくりした。当たり前かな?
でも私からすると、とても不思議だった。
こんなに大勢の人が、何曲もの歌を覚えてて、いつでも一緒に歌えるってとてもすごいことだな、と思ったのです。
途中で、教会の活動報告や寄付を募るビデオが流されて(素晴らしく映像もきれいで、かっこいいビデオ)、とっても先進的。
牧師さんは、話がすごく面白い人で、コメディアンのように巧みなお話なのだ。
説法の導入部分では、信者さんたちから大爆笑をとっていました。それも衝撃。
なんて楽し気な雰囲気なのか。
聖書のチャプターナンバーが告げられると、みなスマホでその場所を探して読んでいる。
大きなカメラと収音マイク、そしてでっかいスピーカーもあって、
今日の歌、牧師さんのお話しは、後でインターネットでもう一度見られるようになっていました。
すごい!今風!
礼拝の間は、もちろんビデオを撮ったり、写真撮影は厳禁ですが、観光で来た人たちも一緒になって、たくさん歌いました。
部外者で、お邪魔させてもらってる身の私が、比較的に感想を述べることが適切かどうかわからないけれど・・・、
前回のハーレムの教会は、とても内省的で、しかしながら歌は叫びに近い熱を帯びていた。
一人一人が向き合う自分を、皆と共有しながら確かめてた感じに見えた。
とても静かな部分と、激情的な部分が、同時にあった。
今回は・・・そうだなー、人によるとは思うけれど、
もっと、オープンな感じ。
みんなで一緒に歌って、連帯して、助け合って、
社会をより良く、生活を、心を豊かに。
そんな風に地域社会のポリシーやコミュニケーションを支えている、とっても大切な場所のように感じた。
チャーチで音楽を聴くと・・・
いつも、そもそも音楽って、ということを考える。
そして、音の持つ役割や力を考える。
なぜ人は音楽を奏でるのか。
音楽はなぜ人を繋げるのか。
音はなぜ人を癒すことができるのか。
ゴスペルの曲は、皆で歌えるシンプルなフレーズや歌詞の繰り返しが多く、初めて聞いても歌える。
2時間ほどたくさん歌って、音とあたたかいものに包まれて、教会を後にしました。
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