時は2018年7月10日(火)。
奇しくも、土井あかね生誕記念日(〇〇回目)の前日である。
目覚めて時計を見ると、朝6時。
3時間しか寝てないのに目が覚めちまった。
えー!
大切な日なのに、全然寝られてない!!
まぢか・・・
なんとかふたたび寝ようとしたけど、時差ボケと、海外にいる興奮と、
今晩のステージへの緊張で目が冴えて眠れない。
「きっと、気になることがあるから、眠れないんだ!」と、
明日(明日っていうか今日)の行程に必要な荷造りを始めてみた。
完璧に荷造りを終えてみたものの・・・やっぱり眠くならない。
「あーー、私ったらドレスが気になってたのか。」
着慣れていない新調ドレスが、ステージでパフォーマンスするのに大丈夫なのか(←見た目と、機能的にね)どうか気になってたので、着てみた。
着てみると・・・・肩紐の細さが気にかかる。
「紐・・・演奏中にぶちっと切れやしないかしら。」
・・・・そして始まるお裁縫。
紐を強化しましょう。
もうこうなってら、再びベッドに入ろうが何しようが眠れません。(笑)
よか。
よかよか♪
そういうこともあるよね~♪
TiAにメッセージしてみた。
全米ツアーで、アメリカ中を駆け巡る生活をし、微妙な時差の州間を行ったり来たりしているTiAも、
今朝はLAから帰って来たてで眠れなかったみたいで、モーニング洗濯してるっていうので、
わたしもこの際、近所へモーニングに出かけることに。
どうせなら素敵なNYモーニングで、英気を養ってやる♪
ホテルの玄関から外へ出ると、少し肌寒いくらいの気温だけど、とってもいい天気!NYに来てから、一度も雨が降ってないなぁ。
午前中にリハの予定があったので、あまり遠出するのはやめて、ホテルの隣にあったカフェで朝食。
アメリカンコーヒーとサラダ、ベーグルを食す。
食事に来たテーブル席のお客さんと、レジカウンターのお姉さんが、大声で冗談を言いながら世間話をしている。
東京ではなかなか出会わない光景だけど、大阪では朝の純喫茶や、お好み焼き屋などでままある光景。
人と人との距離が近く、オープンマインドな感じ。
悪く言えば、ちょっとあつかましい感じ(笑)
わたしは、この雰囲気が大好き。
東京に来たばっかりのときに、コンビニのバイト君とかをいじってたら、「なんか・・・・誰にでも話しかけて・・・・・すごいね・・・・(若干引き気味)」って隣にいた友達(埼玉人)に言われたことがある。
関西人としては、全く気にも留めていなかったコミュニケーションスタイルだったのだけど(笑)東日本地域では、気安く話しかけすぎだと気づいた瞬間だったのでした。
窓際の席に陣取り、コーヒーを飲みながら、道行く人々を観察。
やっぱり、このあたりはスーツ姿の通勤マンなんて、ほとんどいない。
かと言って、観光っぽい人が多いわけでもないんだなぁ。
↓見て見て。朝の街ゆく人々(背景に映り込んでいる、どなたかのおうちが若干気にはかかりますが・・・これもNYらしいかも、笑)
ゆっくりと朝食を楽しんだ後は、ホテルに帰って出かける準備。
まずは11:00からのステジオリハへ出発。
ホテルから歩いて行ける距離にある、ミチコリハーサルスタジオへ。
実は昨日行ったリハスタの、真向かいだった(笑)
受付の感じ、スタジオの中身、来ている人たちは、日本のリハスタと何も変わらない。
事前にクレジットカードで支払いが必要なこと以外は、困ることも、びっくりすることも、何もなかった。
先にスタジオに入って待っていると、ほどなくして、こんがりLA色に焼けたTiA、そしてKoheiくんが到着。
Kohei & TiA というユニットで、目下、全米ツアー中の彼らに会うのは久しぶり。Koheiくんとは2年ぶりかな?
ふたりとも、様々なステージと場所を経たからか、前よりもすっきりとして精悍になったイメージ。
実は、日本にいるときから、スカイプリハーサルが始まっていて、
遠く離れたニューヨークと、事前に音合わせや、構成についての打ち合わせをしてた。
本当に便利になったもんだよ。
そして、これまでにいっぱい一緒に演奏してきたからなのか、久しぶりに合わせても、すっと馴染み、問題なくひとつになれた。音楽ってこれだから面白い。前との違いはわかるんだよ。成長したんだな〜、とか、こんな風に歌うようになったんだな〜、とか。お互いに感じながらも、大枠の中で溶け合っているんだな、きっと(^^)
リハーサルも無事終え、いったん私はホテルへ戻ることに。10分の道を歩いて戻り、ただいま〜♪
「よし、少し時間があるし、復習をして、寝よう」
としつこく思うも・・・まだ寝られないっ(笑)
もーいいや!
このままカーネギー入りじゃ。
人生に今日しかない1日を、たっぷり、目を開けてたくさん過ごせるのならば、それも良いではないか。
ひさしぶりに、チャーチクワイアのみんなとも会えるんだ。
どんな時間が待っているのか、どんな音に出会えるのか、わくわくしながら、乗り慣れた地下鉄に揺られ、57st駅へ。